住まう(住み続けられる)コミュニティ創り・⽣活基盤の充実

取り組みテーマと⽅針

テーマ

住み続けられるコミュニティ創り

3. すべての人に健康と福祉を 7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに 8.働きがいも経済成長も 9.産業と技術革新の基盤を作ろう 11.住み続けられるまちづくりを 17.パートナーシップで目標を達成しよう
方針 リコーリースグループは、これまでの事業活動において強みとしてきた「医」「職」「住」の3つの領域で付加価値化・差別化戦略を推進しています。
「医」の領域では、医療機器のリース・割賦やドクターサポートローンなど、医療・ヘルスケア分野のファイナンスソリューションを拡充し、健康寿命の延伸に貢献していきます。
「職」については、集⾦代⾏サービスといったBPO※1を軸に、中⼩企業の⽣産性向上に貢献するサービス事業の創出に取り組んでいきます。
「住」については、住宅関連向け融資や住宅賃貸事業にとどまらず、住まいにおける新たな安⼼・安全・快適さを提供し、そこに暮らす⼈たちが⼼までも豊かになれるような事業の展開を⽬指しています。
「医療・ヘルスケア」「BPO」「不動産」の分野において、私達らしい事業・サービスの創出をすることで社会課題の解決を⽬指しています。
  • ※1
    Business Process Outsourcingの略で、業務プロセスの⼀部を専⾨業者に外部委託すること。
2022年度の実績・成果

不動産分野における投資、および融資の取り組み

当社グループのマテリアリティである「豊かな暮らしをつくる」の実現に向け、安⼼・安全・快適に住み続けられる街づくりを⽬指しています。その⼀つとして、レジデンスや物流施設に対する不動産信託受益権取引を拡⼤してきました。当社がデベロッパーとREITの橋渡しをすることで、不動産開発がスムーズに⾏われ、住環境や物流拠点の整備により、快適な社会環境の実現に貢献しています。
また、近年の建築資材や、⼈件費の価格上昇のあおりを受け、マンションの⼤規模修繕に対する⼯事費⽤がかさみ、修繕積⽴⾦では賄えない管理組合が増加しています。当社はこのような課題に応えるべく、2016年からマンション管理組合向け融資に取り組んでいます。前中期経営計画期間における取扱⾼は、2020年度の33億円から2022年度には50億円まで実績を伸ばしました。今後も事業活動を通じて、「豊かな暮らし」のさらなる実現に貢献していきます。

中⽥和也の写真
理事 営業開発本部
ファイナンス第⼆部⻑
中⽥和也

医療・ヘルスケア分野におけるasaServiceビジネスの取り組み

医療・ヘルスケア本部と当社グループ会社であるテクノレント株式会社(以下、テクノレント)では、医療機器の短期使⽤のニーズに応えることで医療や介護の現場を⽀援しています。
2022年10⽉には、内閣府による推進事業「スーパーシティ及びデジタル⽥園健康特区」での事業公募にGEヘルスケア・ジャパン株式会社(以下、GE社)とのタイアップによって、短期レンタルの仕組みが評価され、GE社製⼩型エコー「Vscan」のレンタルが20台採⽤されました。本取り組みは、テクノレントが医療機器レンタルの第1号機種としてリリースしたものになります。
⼿の平サイズのワイヤレス仕様で医療はもちろん、介護でも需要の⾼い機器で、フレキシブルな契約形態に対応することで、多忙な現場を設備投資⾯から⽀援しています。

GE社製⼩型エコー「Vscan」の画像
GE社製⼩型エコー「Vscan」の画像

BPO分野における取り組み

中⼩企業の⽣産性向上に資する決済サービスを展開しており、なかでも、介護事業者のキャッシュ・フローを改善する介護ファクタリングの取り扱い拡⼤に注⼒しました。
コロナ禍では介護事業者を取り巻く厳しい環境が続きましたが、新型コロナウィルス感染症が収束に向かい始めた2022年度後半からは、新たな介護事業所の開設ニーズによって、介護ファクタリングの取扱⾼が増加に転じました。また、介護事業者に対し資⾦⾯だけなく、集⾦代⾏による売掛⾦の回収サービスもトータルに提供することで、介護事業者の経営効率の改善や介護サービスを必要としている⽅のアクセス向上に貢献していきます。

ファクタリングの仕組み

ファクタリングの仕組み

エンプラスによる新規サービスアパートメント開業

新型コロナウイルス感染症の収束に伴い、⽇本で働く外国⼈の来⽇が回復しています。拡⼤する外国⼈の住宅需要へ対応するため、グループ会社のエンプラス株式会社(以下、エンプラス)では、2023年1⽉、成⽥・⽻⽥空港からの交通アクセスが良く、多数の企業が集積する品川駅にサービスアパートメントを開業しました。
また、2023年3⽉に、外国⼈の⽣活⾯での困り事をサポートするため、「Support+(サポートプラス)」をリリースしました。本サービスは、エンプラスが運営するサービスアパートメントおよびエンプラスが貸主(外国⼈向けサブリース)となる賃貸物件の⼊居者を対象としており、⽇本語と英語の2ヵ国語で⽣活全般のサポートを⾏うことで、⽇本滞在中の安⼼・安全・快適に「住まう」「暮らす」に貢献します。

サービスアパートメント室内の画像
運動施設の画像
浴場の画像
サービスアパートメント外観の画像