ハピネスな会社、そして社会をつくる 人事戦略

リコーリースは、中期経営計画で掲げる「個を中心に据えた経営」を実現するため、仕事の「やりがい」とその先にある個々の「幸せ」を手にすることができるよう「Happiness αt work(ハピネス アットワーク)」をコンセプトに人事施策に取り組んでいます。

αには「anything you want」という意味を含めており、「社員一人ひとりが主体的に『プラスアルファ(+α)』で手に入れたいもの、実現したいものを自由に設定し、働くことで幸せになる」を目指すものです。「α」は、たとえばライフ・ワーク・バランスや健康、自己の成長、チャレンジなど、各人が求めるものを設定し、自身が業務を行うなかで自主性をもって判断、行動できる環境を提供します。また「Happiness αt work」を実現していくために、5つの戦略を掲げ人事施策を実行するとともに、社員の幸せを定義・可視化するためエンゲージメント調査を導入しました。社員一人ひとりの幸せと会社の成長をともに実現し、社会との好循環を創造していきたいと考えています。

幸せを構成する4つの因子とHappiness αt work

絶対評価制による評価制度の開始

当社は2020年10月から人事制度に絶対評価を導入しています。これまでの相対評価を改め、上司と部下との対話を通じて、基準に基づき設定した目標の達成度により、評価を決定する仕組みへと改訂しています。
評価者間の評価の基準を揃えるため、部門ごとに業務の難易度基準表を作成し、目標設定するテーマ・取り組みごとにウェイトをつけて評価していきます。絶対評価は、取り組みを相対的にFBされるよりも、基準に基づきその達成状況で判断されるため、被評価者にとっては納得感を得やすい評価方法です。

一方で、当社のように全国のエリアによって状況が違い、業務内容も多岐にわたる場合では、基準を統一して評価することは、非常に難易度の高い作業となっています。また、平常時は評価の実態を反映しやすい反面、コロナ禍のような非常時では、業務内容によって成果に大きなバラツキが発生することになります。このように絶対評価は簡単に運営できるわけでないため、制度の理解と実施を確実にするべく、キーとなる評価者を対象に研修を行っています。

エンゲージメント調査

全社員を対象としたエンゲージメント調査は、四半期ごとにウェブで実施、エンゲージメントを構成する9つの要素の全32問に回答します。結果は、組織ごとにリアルタイムで集計、数値化され、閲覧することができ、すべての組織の状態を全社で共有もしています。こうした仕組みで「Happiness αt work」の実現度を測定、可視化することにより、各組織の強み、弱みが浮き彫りになり、各々が当事者意識をもって、継続的にPDCAサイクルを回して改善すべき点に取り組むことができます。この社員ひとり一人の自主的な取り組みが、社員ひとり一人のHappinessを醸成させ、結果としてエンゲージメントの向上を導きます。

エンゲージメントスコアUPサイクル

エンゲージメントスコアの活用

当社は、これまでの社員満足度調査から、自発的な貢献意欲や主体的に取り組む心理状態を示すエンゲージメント調査へとシフトしました。
社員一人ひとりがいきいきと働ける状態を自ら創ることを目的として、結果は全社員に掲示板で共有しています。結果をもとに各組織において、強みや課題のディスカッション、アクションプランの設定や改善のためのPDCAサイクルを回す取り組みを行っています。
アンケートを実施するだけでなく、エンゲージメントスコアが高い組織には取り組みをインタビューし、掲示板や公式Facebookで発信しています。「エンゲージメントの高い組織に在籍していることに誇りを感じる」などの声もあり、メンバーのモチベーション向上や、自組織のワーキングエンゲージメント向上につながっていると考えられます。
当社は今後もエンゲージメント調査を活用することで「個を中心に据えた経営」に欠かせないポジティブコミュニケーションの活性化を図り、中長期ビジョン「循環創造企業へ」の実現を目指します。

エンゲージメントスコア運用の流れ