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TOP MESSAGE
トップメッセージ

「普通」の枠を、飛び越えよう。
新しい“循環”をつくるために。

代表取締役社長執行役員
中村 徳晴
TOKUHARU NAKAMURA

リースの先にある、
循環創造企業をめざして。

2017年、リコーリースでは『「リース」の先へ』というビジョンを掲げました。少子高齢化が進み、人口減少が予想される中、これまでと同じやり方では、更なる成長は望めません。そのためには、従来型のリース業にとらわれることなく、自ら変化していく必要がある。だからこそ、私たちは『「リース」の先へ』と踏み出しはじめたのです。その結果、太陽光発電事業や住宅賃貸事業、リース以外のさまざまな金融サービスなど、今までにはなかったような多彩な分野に事業が広がっています。

そして2020年、リースの先にある私たちがめざすべきゴールを明確にしました。それが、『循環創造企業へ』という新しい中長期ビジョンです。そもそもリース業自体が、リース物件の契約から回収、そして処分まで行う「モノの循環」をベースとしたビジネスモデル。しかし、それだけではなく、人との間に生まれる「ありがとうの循環」や、地域社会における子どもと高齢者の交流は、「世代間の循環」といった社会的な循環をも創造していってほしい。『循環創造企業へ』という言葉には、物質的にも精神的にもサステナブルな社会そのものを私たち自ら創り出していこうというメッセージを込めています。

「個を中心に据えた経営」を、
自由な社風で実現したい。

私たちはメーカーのように固有の技術を持っているわけではなく、価値の源泉となるのは人材そのものに他なりません。だからこそ、自立した「個を中心に据えた経営」という方針を掲げました。新規ビジネスの創出には、私たち経営陣が主導するだけでなく、これからの時代の主役である若い世代の皆さんのアイデアが必要不可欠です。新たなチャレンジには決して蓋をしません。どんどん積極的に挑戦してほしい。実際に、2020年に行ったオンライン診療システムを手掛ける会社への出資も、一人の社員のアイデアから実現したものです。他にも、社員が発信したアイデアから実現した事業がいくつもあります。

自由な発想を生み出すために、のびのびと働ける自由な社風も育てていきたい。例えば、働き方改革の一環として在宅勤務の推進や、あらゆるフィールドでビジネスの知見を醸成するために社員の副業も認めています。服装のカジュアル化、社内のフリーアドレス化、女性社員の産休育休の取得推進はもちろん、男性社員の育児参加を促進することを狙いとして「育メン☆チャレンジ休暇制度」を導入し、休暇取得を推奨するなど、あらゆることに積極的に取り組んでいます。

この環境を生かして、
自分の殻を突き破ってほしい。

私自身、社員一人ひとりとのコミュニケーションを大切にしています。本社はもちろん、地方の支社に赴いた際には社員全員と対話をしています。この1年で400人近くの社員と話すことができました。最終的には、社員全員と直接話す予定です。社員たちの声から、新しい気づきやアイデアの種が生まれることを実感しているからです。現在、リコーリースでは異業種から入社した人も多く活躍しています。中には、銀行や証券会社の出身者、不動産や自動車業界からの転職者もいます。多様なバックグラウンドを持つ人たちの経験を柔軟に受け入れ、次々と人材のシナジー効果を生み出したいと考えています。

一緒に働きたいのは、ただ決められたルーティンワークをこなすのではなく、前例のないことに挑戦し、何かを変えていきたい人です。私自身もこれまで、あらゆる人生の岐路において、普通なら選ばない道をあえて選んできました。その方が絶対に面白いと思ったからです。皆さんもぜひ、社会という広い世界を通じて、自分の中の「普通」や「当たり前」という枠を壊してほしい。卵を温めるのは親鳥の役目ですが、卵の殻を破るのは雛鳥自身。つまり、あなた自身です。あらゆることにチャレンジできるこの会社で、自らの殻を破り、大きく羽ばたいてください。