- 環境価値アシスト
まだ間に合う!FIT非化石証書オークション第2回参加で知るべき全て
2025.11.10
第2回オークション、この機会を活かしてみませんか?
「RE100」「SBTi」「脱炭素経営」といった言葉は、今や企業活動において欠かせないテーマとなっています。サプライチェーン全体でのCO2排出量削減が求められ、取引先や投資家の方々からも、環境への配慮がより強く期待されているのではないでしょうか。このような状況において、FIT非化石証書の活用は、再生可能エネルギーの環境価値を効率的に取得し、使用電力を実質再エネ化してくれる有効な手段の一つです。FIT非化石証書はJEPXで開催されるオークションにて入札し取得することができます。2025年度第1回オークションは終了しましたが、まもなく第2回が開催されます。この記事では、第1回オークションの結果を踏まえたポイント、そして第2回でスムーズに参加するための具体的な準備と戦略をお届けします。特に、オークションへの直接参加が難しいとお考えの企業様には、当社のように、代理購入サービスを提供している専門の仲介業者をご活用いただくことを強くお勧めいたします。 こうしたサービスを活用することで、複雑な手続きや専門的な入札戦略の検討といった負担を大幅に軽減し、よりスムーズかつ効率的に証書調達を進めることが可能になります。
基礎のキソ!FIT非化石証書とオークションの仕組みを改めて確認
まずは、FIT非化石証書とはどのようなものか、そしてオークションの仕組みについて、改めて確認していきましょう。
FIT非化石証書とは?
こちらに詳細まとめております。
FIT非化石証書オークションとは?
FIT非化石証書オークションは、JEPX(日本卸電力取引所)が主催する、非化石証書を公平かつ透明性の高い方法で取引するための場です。年4回実施(8月・11月・2月・5月)されるオークションで証書を取得することができます。オークションにて証書を取得するには市場の会員資格になるかあるいは仲介業者に依頼する方法の2種類あります。
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市場原理に基づく公平性: 市場原理に基づいて価格を決定するため、公正な価格で証書を調達できる機会が提供されます。
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第2回オークションの基本的な概要:
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入札期間: 2025年11月21日~11月28日
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約定日:2025年11月28日
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落札方式: オークションは、原則としてシングルプライス方式(一括約定方式)が採用されます。これは、全ての落札者様が、最も低い落札価格(約定価格)で証書を取得できる方式です。
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スケジュールについては一般社団法人日本卸電力取引所のHPにて確認できます。https://www.jepx.jp/nonfossil/news/
第1回オークションを詳しく見てみましょう!
約定価格は非化石価値取引規程第 11 条に基づき、最低価格0.4円、最高価格4円と定められています。第1回目では最高価格で入札者がいたものの0.4円で約定の結果となっています。
売り入札に対して買い入札量が少なかったため、買い入札者が全て約定できる結果となりました。
ここから見えることは第1回目ということもあり、買い入札が少ない状況です。必ず証書を確保したい企業は第1回目や第2回目の早い段階で確保していくことがおすすめでしょう。
参考:一般社団法人日本卸電力取引所HPhttps://www.jepx.jp/nonfossil/market-data/
今から間に合う!第2回オークション準備ガイド
第2回オークションの開催が迫る今、具体的な準備に取り掛かることが成功への大切な一歩です。ここでは、仲介業者の利用視点から、今からでも間に合う準備のステップを分かりやすく解説します。
ステップ1:自社の目標設定と必要な証書量の明確化
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電力使用量目標からの逆算: まず、貴社の年間の電力使用量(Scope2)を把握し、そのうちどの程度をFIT非化石証書で削減したいのか、具体的な目標を設定してみましょう。RE100目標やSBTi目標達成に必要な証書量も算出していただくことをおすすめします。
ステップ2:仲介業者の選定
【仲介業者を利用する場合のメリット】
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JEPX会員登録は不要: 仲介業者がJEPX会員として代理で証書を購入するため、貴社が直接JEPXに登録する手間や審査を受ける必要がありません。
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手続きの簡素化: オークション参加に必要な書類の準備やシステム操作、入札対応などは全て仲介業者が代行してくれます。貴社は、必要な証書量や希望する電源種別などを伝えるだけで、スムーズに調達を進めることが可能です。
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専門家によるアドバイス: 市場の動向踏まえた適切な入札戦略について、専門的なアドバイスを受けることができます。貴社の目標達成に最適なプランを共に検討できるでしょう。







