
リコーリースの一番誇れるもの
リコーリースは、日本の中小企業の約1割に当たる40万社のお客様に対し、ベンダーと呼ばれる販売会社約6,000社と連携しながら、「リース・割賦事業」「金融サービス事業」に関わるさまざまな商品・サービスを提供しています。ベンダーリースというビジネスモデルではリース業界のトップランナーであると自負しています。
私は1994年にリコーリースに入社し、これまで営業、業務、企画などのさまざまな部門に携わってきました。その中で感じたことは、リコーリースの一番誇れるものは「人」だということです。アグレッシブな活動をする営業部門の社員や多くの業務を日々プロセス改善しながら取り組む業務部門の社員、バックヤードで会社を支える少数精鋭の企画・スタッフ部門の社員。それぞれの社員が責任感を持って考え、判断し、行動している。個性を持った社員がさまざまな部門で社会課題に向き合い、その解決に楽しんで取り組んでいるからこそ、今のリコーリースがあるのですし、未来のリコーリースには非常に伸びしろがあると感じています。
「リースの先へ」と歩み、
新事業を次々と創造
社会課題の解決こそ
企業の存在価値を示すもの
なぜリコーリースが大胆な一歩を踏み出すことができたのか。それは私たちが「リース・割賦事業」「金融サービス事業」という既存ビジネスから発想するだけではなく、社会課題の解決や国際社会が求めるSDGs(持続可能な開発目標)※の達成に向けて何ができるのかと、より広い視野で自らに問いかけてきたからだと思います。
2020年度より開始する新たな中期経営計画では「循環創造企業へ」というビジョンを掲げました。資源の循環という狭い意味ではありません。エネルギーや物の世界に限らず、環境・社会・経済におけるさまざまな活動の中で、新しい価値を生み出し、その価値をコミュニティの内外へつなげることで、さらに価値から価値を生み出すことを目指しています。例えば、高齢者と子どもが出会い交流するということも世代間の循環創造であり、「ありがとう」という言葉も、思いやりの循環といえます。そもそもリースも貸した物が返ってくるという循環型サービスです。単純に消費されて終わりではないこうした循環創造こそ、これからの企業活動を支える重要なコンセプトではないでしょうか。これからも新しい価値をさまざまなステークホルダーと共に創り、さらに循環させていくことを通じて、社会課題の解決、SDGsの達成に貢献することがリコーリースの使命だと思っています。
※SDGs(持続可能な開発目標):Sustainable Development Goalsの略称。2015年9月の「国連持続可能な開発サミット」で採択された、2030年までに世界が達成すべき国際社会共通の目標のこと。