Top Message
トップメッセージ

未来への道しるべを
共に創造したい

代表取締役社長執行役員
中村 徳晴

リコーリースの一番誇れるもの

リコーリースは、日本の中小企業の約1割に当たる40万社のお客様に対し、ベンダーと呼ばれる販売会社約6,000社と連携しながら、「リース・割賦事業」「金融サービス事業」に関わるさまざまな商品・サービスを提供しています。ベンダーリースというビジネスモデルではリース業界のトップランナーであると自負しています。
私は1994年にリコーリースに入社し、これまで営業、業務、企画などのさまざまな部門に携わってきました。その中で感じたことは、リコーリースの一番誇れるものは「人」だということです。アグレッシブな活動をする営業部門の社員や多くの業務を日々プロセス改善しながら取り組む業務部門の社員、バックヤードで会社を支える少数精鋭の企画・スタッフ部門の社員。それぞれの社員が責任感を持って考え、判断し、行動している。個性を持った社員がさまざまな部門で社会課題に向き合い、その解決に楽しんで取り組んでいるからこそ、今のリコーリースがあるのですし、未来のリコーリースには非常に伸びしろがあると感じています。

「リースの先へ」と歩み、
新事業を次々と創造

2017年、私たちは「リースの先へ」というビジョンを掲げて新たな挑戦へと踏み出し、さまざまな新規事業を誕生させました。その一つが、不動産賃貸事業です。単に部屋を貸し出すだけの事業ではありません。サブスクリプション型レンタルサービスを展開するスタートアップ企業へ資本参加し、当社が保有するマンションの入居者様が、生活家電や嗜好性の高い物、一時的に利用したい物などを借りることができるサービスを導入しました。入居者様に「物を持たない生活」という新しいライフスタイルを提供する試みです。また、これまで「リース・割賦事業」で取り扱っていた太陽光発電設備について、自社で設備を所有し、売電収入を得る発電事業にも参入しました。他にも、決済手段が多様化する中で、多くの決済サービスを手がける企業へ資本参加し、この分野の強化を図る取り組みや、給料の一部を所定の支払日を待たずに前払いするサービスを開始するなど、ユニークなビジネスを次々と展開しています。「リースの先」にあるモノやコトの可能性に私たち自身がわくわくしながら、今も新たなビジネスの創造に向けて挑戦を続けています。

社会課題の解決こそ
企業の存在価値を示すもの

なぜリコーリースが大胆な一歩を踏み出すことができたのか。それは私たちが「リース・割賦事業」「金融サービス事業」という既存ビジネスから発想するだけではなく、社会課題の解決や国際社会が求めるSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて何ができるのかと、より広い視野で自らに問いかけてきたからだと思います。
2020年度より開始する新たな中期経営計画では「循環創造企業へ」というビジョンを掲げました。資源の循環という狭い意味ではありません。エネルギーや物の世界に限らず、環境・社会・経済におけるさまざまな活動の中で、新しい価値を生み出し、その価値をコミュニティの内外へつなげることで、さらに価値から価値を生み出すことを目指しています。例えば、高齢者と子どもが出会い交流するということも世代間の循環創造であり、「ありがとう」という言葉も、思いやりの循環といえます。そもそもリースも貸した物が返ってくるという循環型サービスです。単純に消費されて終わりではないこうした循環創造こそ、これからの企業活動を支える重要なコンセプトではないでしょうか。これからも新しい価値をさまざまなステークホルダーと共に創り、さらに循環させていくことを通じて、社会課題の解決、SDGsの達成に貢献することがリコーリースの使命だと思っています。
※SDGs(持続可能な開発目標):Sustainable Development Goalsの略称。2015年9月の「国連持続可能な開発サミット」で採択された、2030年までに世界が達成すべき国際社会共通の目標のこと。

殻を破るための一歩を、
自分で踏み出してほしい

私が一緒に働く人に求めるのは、何事にも果敢に挑戦していくマインドを持つことです。学生の皆さんは「自分はここまで」「これは苦手」などと自分で殻をつくってしまった経験があるかもしれませんが、その殻を自分で破ることが重要です。困難なことに向き合ったときでも、積極的に「自分がやります!」と手を挙げ、自分の殻を破ることに挑戦してほしい。そしてもう一つ、人が好きで、いろいろな人に興味を持ってきちんと接することができる人であってほしいと思います。仕事の中では「合わない」と感じる人がいるかもしれません。学生時代なら付き合わなければそれでいいのですが、社会人はそうはいかない。上下左右、斜め、さまざまな人間関係があり、コミュニケーションは非常に大事です。それを面白く感じられるような人と働きたいと思っています。当社では「個を中心に据えた経営」を実践しています。最初にリコーリースが誇れるものは「人」であるとお話ししたように、社員一人ひとりが実現したことの総和によって、持続的に成長していく経営でありたいと考えています。自ら挑戦し、互いを尊重できることは、その必要条件ともいえます。
リコーリースには挑戦するフィールドがたくさんあります。失敗を恐れず挑戦してリコーリースの未来を一緒に創造してくれるあなたに出会えることを楽しみにしています。