乳がんは早期発見が大切です
日本では、毎年3万5千人から4万人が乳がんにかかると推定されており、2003年に亡くなった方は9,805人でした(厚生労働省 人口動態統計)その半数は、30歳代〜50歳代で占められています。1996年からは女性の悪性腫瘍の部位別罹患率で1位となっており、発病した方の30%が死に至っています。
乳がんは、自分で見つけることができる数少ないがんです。早期に発見すれば治癒率が高いがんです。ごく早期の場合には、ほぼ95%が治ると言われています。ただ、日本では欧米に比べ早期発見が遅れているため、死亡率が年々増加しているのが現状です。
自己検診に加えてマンモグラフィ(乳房X線撮影装置)や超音波検査、MRI検査、PET検査などによる画像診断を定期的に受けることで、乳がんの発見率は高まります。マンモグラフィでは、しこりとして触れないごく早期の乳がんの発見もできます。月に一度の自己検査、年に一度の乳がん検診を心がけることが大切です。
乳がん病期別生存率
乳がんが発見されたときの病期の進み具合によって、その5年後の患者さんの生存率に大きな差があります。
早期のがんである「 I 期」の方は90%が生存しているのに比べ、最も進んだIV期の方は、わずか10.9%です。(国立がんセンター調べ)
乳がんの早期発見、早期診断、早期治療がいかに重要な意味を持っているか、ご理解ください。
がん部位別罹患数(女性)
日本女性では1999年についに乳がんの罹患数が胃がんを抜いて発生率第1位になりました。
いまや乳がんは女性が罹るがんで最も多いものになっています。
日本人は乳がんが少ないとされてきましたが、最近の傾向としては乳がんに罹る人は年々増加していますので、今後はさらに乳がんに罹る可能性が高くなると予想されています。
がんの部位別死亡率の推移
がんの部位別死亡率は、乳がんと肝臓がんが、この50年間上昇傾向にあります。
肝臓は身体の深いところにありますが、乳房は自分で触れるところにあります。その利点を生かして、まずは自分で検査をするように心がけてはいかがでしょうか。